2023/11/01

投稿日 2023/11/01

「患者自身がネット検索により尿管異所開口を疑い受診した1例」について

スミヨシです。

以前、成人の尿管異所開口の症例に関わることがあって、治療していない人もいるのだなあ、と思ったことがあります。

それで成人の尿管異所開口について調べてたのですが、なんだか面白い文献をみつけて保存していたので、紹介します。


患者自身がネット検索により尿管異所開口を疑い受診した 1 例

(日農医誌.2018;66:585-8.)

そのまんま!
なんでも論文化してみるもんですね。

18歳女性
幼少期から尿失禁と陰部のかぶれを自覚
患者自身が原因をネット検索して、尿管異所開口による尿失禁症状と類似
していたため,精査を希望し受診
→膣の異所開口が判明した。


「ネットの情報をうのみにしないで」 なんて、患者さんに言いたくなることもありますが、やはりこういった事例もあるし、そもそも防ぐことができるような時代ではないので、寛容に受け入れることが重要だと考えます。

ちなみに。

2023年でも通用するか実際に検索してみました。

「尿失禁 原因」



日本泌尿器学会のサイトが目に映ったので、見てみました。


んーーー。。。
これはたどり着きませんねえ。。

「尿漏れ 原因 女性 10代」とか「尿失禁 若い」とか「尿漏れ かぶれ 原因」とかで調べてもだれが監修したかわからない有象無象のサイトたちが立ちはだかります。
ぶっちゃけ、これよくたどり着いたなあ、と感心しました。


ChatGPTにも聞いてみました。



ChatGPTの限界ですか。。

これはあれですね。

検索した患者のサーチ力がすごい!!!

ネットで病状を探すくらいなら病院にいったらいいですね!!!

ではまた。


結論:「尿管異所開口」と、「上タン塩 半量」で韻がふめる