以前、成人の尿管異所開口の症例に関わることがあって、治療していない人もいるのだなあ、と思ったことがあります。
それで成人の尿管異所開口について調べてたのですが、なんだか面白い文献をみつけて保存していたので、紹介します。
患者自身がネット検索により尿管異所開口を疑い受診した 1 例
(日農医誌.2018;66:585-8.)
そのまんま!
なんでも論文化してみるもんですね。
18歳女性
幼少期から尿失禁と陰部のかぶれを自覚
患者自身が原因をネット検索して、尿管異所開口による尿失禁症状と類似
していたため,精査を希望し受診
→膣の異所開口が判明した。
「ネットの情報をうのみにしないで」 なんて、患者さんに言いたくなることもありますが、やはりこういった事例もあるし、そもそも防ぐことができるような時代ではないので、寛容に受け入れることが重要だと考えます。
ちなみに。
2023年でも通用するか実際に検索してみました。
「尿失禁 原因」