スミヨシです。
痛風、偽痛風って、あんまり治療困らないことが多いと思います。
痛い人いたら、とりあえずロキソニン、で事足りますし。
ただ、こっちに来てから、高齢者で腎機能悪い人、とかにアセトアミノフェンで治療しているのをまま見かけますが、さすがにそれは厳しいのでは?なんて思います。
痛風 偽痛風(CPPD関節炎)の治療
ひとまずは、NSAIDsかコルヒチン
・半減期の長い、使用経験の多いナプロキセンがよく用いられる
・COX-2阻害薬(セレコキシブなど)は、ナプロキセンなど従来のNSIADsと比較し、臨床症状改善は同等で、有害事象減少が見られた。
(BMJ Open.2020;10(9):e036748. )
⇀セレコキシブは後発品もでており、ロキソニンとの値段の差も少なくなった。
高齢者に対する偽痛風に対しても有効かも
・痛風発作に対するコルヒチンは、初回 1.0mg⇀1時間後に0.5mg
(Arthritis Rheum 2010;62:1060–8.元論文はアメリカのもので、製剤容量が違うため一部変更。)
・偽痛風に対してはコルヒチンを1回0.5g 1日3-4回で投与
個人的には腎不全患者にはこちらを使用し、腎機能に合わせて、1日1-2回で治療している。
(Ann Rheum Dis 2011;70:571–5.)
NSAIDs、コルヒチン使用ができない場合
・ステロイドを使用。
UpToDate®では、PSL 30-50mg/dayで開始し、10-14日でテーパリング
偽痛風にステロイドは、いろんな症状をマスクするし、短期間でも精神症状とかでるし、個人的にはあまり使用することはありません。
アセトアミノフェンでも治る人もいるでしょうけど、さすがにそれなら他の薬剤使用した方がいいのでは、と思っています。
NSAIDs、副作用を恐れすぎて、高齢者には何があっても使用しない人たちもいます。
でも短期間で用量を守って治療し、ADL改善を早める方が個人的には優先事項は高いと考えます。
あと、コルヒチンは1.5mg超えると下痢でやすい気がしてますので注意ですね。
ではまた。
結論:私は健診では常に尿酸8以上をたたき出している
サーモグラフィー専門医になりました。
そう、俺たち総合内科医は、何もできないけど、個性が欲しいんです。 そんな状況を打破すべく、私はあるアイテムを手にいれました。