スミヨシです。
ワルファリン(ワーファリン®)、最近はDOACの影響で処方数は減っていそうにも感じますが、まだまだ使う機会はある薬剤ですよね。
ワルファリンって、効果増強、減弱があって、いろんな薬剤の併用注意が書いてますよね。
とくに、ビタミンKはワルファリンの効果を減弱するので、納豆や青汁はやめてもらう、ってのは医学生で誰でも習う重要事項です。
実臨床だと少し忘れがちですが。。
で、輸液にもビタミンKが入っているので、これも意識しておかなければならないんですけど、忘れがちですよね。。
ワルファリンに影響を与えるビタミンK製剤
ネットの拾いものですが、これ結構おすすめです。
ざっくりいうと、フルカリックとかの中心静脈栄養はだいたいビタミンK豊富ですし、イントラリポスとかも意外と注意が必要です。
(鹿児島市医報第49巻12号 2010より)
こっちは、NST介入の一環で、高カロリー輸液をビタミンKを含まない組成を提案しているものです。
↓
ワルファリンとビタミンK含有高カロリー輸液の相互作用が問題となった症例の経験とNST薬剤師としての取り組み
(日本静脈経腸栄養学会雑誌 2016;31(4):1003-6)
私は、自分で高カロリー輸液作るのはムリゲーだと思っているので、栄養士さんや薬剤師さんに決めてもらっていることがほとんどです。いつもありがとうございます!!
ではまた!!
結論:ビタミンKとカリウムは油断するとすぐごっちゃになる。
ワルファリンと相性の悪いフルーツ
ワルファリンがビタミンKで効果減弱するのは周知だと思います。 ただ、効果増大する薬剤や食物もあります。