私、あんまり学会とか好きじゃないんですが、めちゃくちゃ出たい学会があります。
その名も、日本臨床写真学会です。
天理の佐田先生や阪大の忽那先生らが開いている学会です。
その名の通り、写真をプレゼンして質疑応答、そのあと解答みたいなクイズ大会みたいな学会です。
去年参加予定だったのですが、コロナ禍で中止、そのあとのオンライン開催にも参加できず、でしたので、今年はぜひ参加したいです。
12/31ですけど。。
そのために、今clinical pictureにふさわしい症例を探しているところです。
で、学会にむけて勉強すべく、写真診断をちょっと勉強しています。
今回のネタは、聞いたことあるけど見たことない写真です。
元ネタはこちらです。
Consaltant 360の症例です。
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9か月男児
便が赤くなり受診
嘔吐や発熱は無く、見た目も元気
便潜血陰性
来院7日前に、中耳炎で抗菌薬処方をされている。
対応は?
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全くもってみたことないですが、便や尿に色がある場合は、薬剤性も考慮かと思います。
この患者が処方されている抗菌薬は、セフゾン®(セフジニル)でした。
セフゾン®による赤色便
セフゾン®と鉄を一緒に服用すると、キレートが起こり、便が赤くなる。
乳児のミルクは鉄分が多く、この年代の症例発表がいくつかある。
治療は、当然薬剤の中止。
実際受診されたらパニックになりそうですね。。
小児の血便の鑑別が全然浮かばないので、、
まあ、そもそもセフゾンじゃなくて良くない?って議論はご愛敬ですね。
ではまた。
結論:トマトジュースを飲みまくっても便は赤くなるので試してみよう!!