2021/10/31

投稿日 2021/10/31

総合診療医が選ぶ!録音してくる患者対策ランキング!

スミヨシです。

患者や患者家族に病状説明をしたときに、録音していいかどうか聞かれることも多いかと思います。
それに対してむっとする医者も多いらしく、よくこの手の話は医者の間でもあがります。

で、カルテの引継ぎなんかに、

「病状説明を録音してくるため注意!」

みたいなの書いてたりします。
マジで。
まあ、なんせ、録音されると、訴訟がチラついて僕達ビビっちゃうんですよね。。

最近では、病状説明をZOOMやLINE通話で行うことも増えてきました。
この流れは止められるものではないと思っています。
個人的に、録音対策は令和の医者にとって重要だと思っています。

もちろん、そういうの全面禁止、ZOOMも禁止、でもよいかもしれません。
ただ別に、向こうも訴訟をするつもりで録音してるばかりじゃないだろうし、あんまり録音を禁止する根拠も強い理由もないんで、押し通せるもんじゃないと思います。
録音はされるものとして付き合うしかないと思います。


そこで今回は私の考えた録音対策を発表します。


第1位 こちらも録音する



別に相手は録音することで優位に立とうとか、そんなつもりはなく、どんな話をされたか忘れないようにしているだけでないかなーなんて思います。

ひとまず、相手の録音を阻止する法律は無い、でいいと思います。
盗聴されたとしても法には触れないでしょう。
せいぜい、施設管理権とか主張して止めるくらい?
ただ、向こうがただ話を保存したいだけなのに、こちらは話を大事にして、それで不信感を抱かれないか、の方が気になるところです。

となると、もうこれはこちらも録音するしか無いと思っています。
これなら例え訴訟になっても、相手が変な切り取りを行うこともないでしょう。
また、こちらがどんな説明をしているか、忘れないようにできますし、フィードバックもできます。
僕は家族説明も練習で上手くなる技術の一つだと思っているので、恥ずかしいですが、録音した音声は聞き直してます。

いちおう、相手が録音しているときにこちらも録音することにしています。
あとは、怪しい動きをしている方や、揉めそうな方なども同様です。

録音機器はiPhoneでもよいかもしれません。
僕はOLYMPUSのDM-750を愛用しております。




録音機とボールペン




ペンより小さくて持ち運び便利です。
iPhoneでもいいんですけど、家族説明って30-60分くらい話すこともあるので、こちらにしています。


カルテ、音声と医療行為が後世までのこる恐ろしい時代です。
もちろん丁寧な医療と、保険に入ることが重要です。
でもこういった防衛策もあるといいですね。

ではまた。



結論:ただボールペンを自慢したいだけの画像