2024/04/10

投稿日 2024/04/10

【雑談】私が最初に言い始めたキャッチー医学用語シリーズ

スミヨシです。




ヒトはいつだって名言や名台詞、キャッチ―な言葉を言いたいものです。
そして、それをいったからにはその言葉が流行ってほしいものです。

こと医学において、キャッチ―な言葉はキャッチ―な先生から生み出されているからキャッチ―なのだとも思います。(ex.:DU薬)

残念ながら私は歴史に埋もれる大勢の医師の一人にしかなれなさそうですが、せめて私が生み出した医学用語を遺してこの業界を去りたいものです。

そういうわけで、確か私がうみだしたであろう医学用語をいくつか紹介します。

▼処方のカスケード


これは絶対私が生み出しましたね。



処方をして、その副作用で処方が増えていくことを、処方のカスケードと呼びます。
CCB→頭痛→頭痛に対してNSAIDs
みたいな。

これを防ぐには処方薬のメジャーな副作用をしっていたり、polypharmacyを防いだりすることが必要です。
処方のカスケードから患者を守る行為を処方のバリケードといいます。
これはもうほぼ確実に私が言い始めましたね。


▼おみやげ処方

せっかく外来に来たから何かお薬を持って帰りたい、もしくはせっかく外来に患者が来たから何か処方をもたせたい、この医師患者双方の気持ちから生まれた本当は必要のなかった処方のことをおみやげ処方といいます。
これも私が言い始めたと思い込んでいます。

▼内科ガチ勢

これはもう、内科が好きすぎる内科医のことですね。
理想はポケモンにおけるバンビ―氏ですね。
私以外が使っているのを見たこと無いので私がつくった言葉です。

▼ホワイト・ジャック  

医師免許を持たない天才外科医を人はブラック・ジャックと呼びます。
なので、医師免許を持っているのに働きたくない気持ちのことはホワイト・ジャックと呼ぶべきです。私はホワイト・ジャックになりたい。
最近は内科専門医を持たない内科ガチ勢のこともホワイト・ジャックじゃないかなあと思ってきました。
壁ドンと同じです。言葉の意味は日々変わるものです。

▼3連痰は3%狙え

3連痰はとにかくハードルを低く設定して積極的にやろう、打率は低くなるくらいに、というキャッチ―なセリフです。
3%の根拠は何一つありません。韻を踏んだだけです。
日本は結核低蔓延国になっちゃったし、3割とかにしときゃよかったですね。
多分私しか言ってないかなあと思いますけどね。

▼野生の医学部生

正直、自分は親が医者なので医学部になったタイプの人間です。
そんな私からすると、周りに医者がいないのに医学部に行く人はそれはもう得体が知れないわけです。
もちろん成績がよかったからそうした人もいるかもしれません。
私のように医師になるだろうなあと、親から教育をうけ、子どもの時から思っていた養殖医学部生ではなく、突如医学部に進学した人たちを、野生の医学部生と呼びます。
私が初めて世に広めた言葉のはずです。

▼7DのDはCoviD-19のD

入院中の発熱の7Dといえば、Drug, Device, DVT, CDI, Decubitis, CPPD, Debrisというものが有名です。
私自身は、感染と非感染が混ざっている、しかも外科関連の事が入っていなくて、きっと外科医から相談をあまりうけることのない内科医がつくったんだろうなあ、というこのゴロ合わせは好きではありませんが、それでも市民権を得ているので知っておく必要はあるのかなと感じています (DebrisではなくDeep abscessという派もいるかもしれません)。

でもなあ。

Decubitis(褥瘡)はマジでないよなあ!!!

いや、大事な鑑別ですけどね?そんなに院内発熱で褥瘡感染ってあるかなあ?

それよりも、院内発熱で多いのはもはやCovid-19であると考えます。
そんなことは今更だとは思います。
でもやはり、多種多様な症状のCovid-19は検査しないと除外できない、という点で語呂合わせに入れるべきと考えます。
最近はお見舞い解禁している病院も多いでしょうしね。
7Dに関してはDecubitisを外してCoviD-19を入れた方が時代にあっていると考えています。

▼受診のきっかけ、熱中症

昔、熱中症の原稿を書いたときに舞い降りました。
夏になれば高齢者の熱中症も多く診ますが、内科医としては、高齢者が熱中症になったきっかけにも目を向けたいと考えています。
本人は冷房を付けていたと思ったら暖房だった、助けを呼ぼうにも独居だった、そもそも冷房が家に無い、など認知症が熱中症で判明する場合や、社会的問題が露呈するというの、あると思います。または実は他の病気であった、合併していた、ととかも。
高齢者は熱中症をきっかけに受診するけど、そのきっかけからいろいろな情報をえましょうという教訓ですね。

これはですねえ、パクリですねえ。
札幌の師匠が「受診のきっかけUTI」と言っていたのをパクりましたねえ。
でも受診のきっかけUTIはそんなにメジャーじゃないので、このままばれずにパクリ通したいですねえ。


おわり。
ちょっと最近忙しくて。。つい。。
もし私の方が先に言い出した!というものがあれば教えてください。
ではまた。

結論:プロメテウス解剖学とProteus mirabilisで韻が踏めることを発見したのも私。