妊婦のCovid-19
全国的に妊婦のCovid-19罹患者が増えているようです。
幸いにして、まだ私は妊婦の重症例はみたことはないですが、この分だと、いずれ対応せねばいけないかも、と感じております。
妊婦は早産リスクも高く、一応は重症リスクが高いことになっております。
重症例は妊娠中断が検討されるため、帝王切開やNICUの対応など考えると、小児科や産婦人科の人数や管理、設備が十分にないと、特に妊娠後期の患者受け入れは難しいと考えます。
妊婦や、その家族は十分に注意していると思いますが、体調にはくれぐれもお気を付けを。。
ロナプリーブは妊婦に対する臨床経験も少なく、随伴する重症リスクがなければ私は処方しない方がいいと思っていますが、みなさんはどうしてるんですかね。
ヘパリンはD-dimerも高値なことが多く、血栓リスクも高いと考えて予防量で投与しております。
あと久しぶりに、ワーファリンは妊婦禁忌だ、とか思い出しました。
ステロイドは普通に投与するけど、アクテムラとかどうしようかなあ、とか、考える時間はたくさんあったのに、対峙して少し焦る場面が多い、第5波の感想です。
Campylobacter菌血症
※症例は実際の症例を参考にデータや背景変更してます。
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18歳男性 下痢と発熱で救急受診。
3日前に自分で調理した焼き鳥をたべた。
⇀1日後、血液培養から らせん型のGNR検出。
電話するとすでに下痢は治まっていて元気。
さてどうしますか?
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たぶん、全国的に、研修医がいる救急での血液培養採取率って高くなってきていると思います。
あまり普通の内科外来なら血液培養をとられないような人でも、採取されている事も多く感じます。それがいいかどうかはおいておいて。
この症例は大昔、札幌で私ではない先生が担当して、病院に呼び戻して抗菌薬投与していました。
培養結果はCampylobacter jejuniが検出されました。
今の私なら電話連絡して経過観察にしていると思います。
細菌性腸炎でよいと思いますが、実際に細菌性腸炎でも健常者では、抗菌薬投与せずに改善することがほとんどです。
血液培養も不要だとは思います。
下痢症状が続く場合や、免疫抑制者、高齢者などはキノロンやマクロライドで治療でよいかと思います。
レジデントのための感染症診療マニュアルに記載があります。元論文のソース探したんですけどあまり見つかりませんでした。成書とかかな?
いずれにせよ、こういったケースは全国的に増えていると思っていますが、改善していれば、病院に呼び出してまた処方して、というのは避けてあげると医療経済的にも時間的にもいいかと思います。
うっすいうっすい内容なので一つにまとめておきました。
ドラクエモンスターズ1・2並みのスーパーボリュームでしたね。
雨すごすぎですよね。
奥さんの強い希望で、ずうっと、水位の上がっている川と、なぜか水面を飛び回っている大量のつばめ?みたいな鳥を眺めています。
ニュースで、台風で田んぼを見にいった人や、川を見にいった人が流された、みたいなのをたまに見ます。
いやいや、なんでそんな危ないことをするの、と思ってましたが、今の自分がまさにそれなのだなあ、としみじみ思いました。
おわり。
結論:俺が流されているのは川ではなく、奥さんの意見なのである。
【オムニバス】第0脳神経「終神経」・SIADとSIADH・処方のバリケード
第0脳神経って、いうのがあって、しかも名前が「終神経」らしいです。 くそかっこいいですよね。 まず、0って最強感ありますよね。