Twitterとか診てると、医療者以外の若年者の新型コロナワクチン接種が
いるな、と実感します。
新型コロナも大事ですが、インフルエンザワクチンも今年も接種がよいかと思います。
確かに、去年はインフルエンザ累計患者が1.4万人と、その以前の過去3年間の平均が約1130万人と考えると相当抑え込まれていたと思います。
研修医も、インフルエンザを見たことがない先生ばかりです。
すごい時代だ。
ただ、ここで油断して、インフルエンザがブレイクアウトすると、いよいよ手が付けられなくなると思います。
JAMAからも、インフルエンザに対して集団免疫が脆弱になっているかも?なんて注意がでていましたね。
( )
今年もインフルエンザワクチンを打って、なんとかインフルエンザもCovid-19も抑え込めるといいな、と思います。
いいですね。今年もインフルエンザワクチンを打ちましょう!!
で、コロナワクチンが筋注なので、打つ側も打たれる側も筋注に慣れたと思います。
今こそ、インフルエンザワクチンも筋注でどうですかね!!!
そもそも、インフルワクチンは他の国では筋注で打つことがおおいですが、日本では皮下注になっています。
これには、歴史的な背景も関係しているといわれます。
ただ、インフルエンザワクチンは、筋注で打つ方が、副反応も少なく、抗体産生にも有利です。
ACIPでもインフルエンザワクチンは筋注が推奨です。
(MMWR Recomm Rep.2019;68(3):1-21.)
(Microbiol Immunol.2010;54(2):81-8.)
昔からされている議論ですが、添付文書では皮下注しか記載がないので、筋注で何かあった際の責任の所在を考えると、なかなか広まっていないのが現実です。
私自身は自分にインフルエンザワクチンを接種するときは筋注にしていますが、患者さんには現時点では難しいなあと感じています。
ただ、今はみんなも筋注に慣れたことですし、ワクチンは筋注で打つものだ、という意識を高めるなら今だと思っています。
というわけで、みなさん、せめて自分のインフルエンザワクチンは筋注でどうでしょう?
ほんとは患者さんにも適応したいですが、それには相当の説明と注意が必要ですし。。
インフルエンザワクチンが筋注で打てるようにそろそろ適応変わってほしいなあ!!!!
ではまた。
結論:看護師さんに、僕には筋注でお願いします、っていうとすごくやばい趣味の持ち主と思われるのは世の中の不条理