2022/02/25

投稿日 2022/02/25

大動脈解離は胸骨上窩アプローチで

スミヨシです。


今の病院の研修医の先生のエコーがまあ、うまいんです。

指導がされていて、救急で見ていても精度が高いです。

自分の知っている研修医集団では最もハイレベルかな、と思います。

ナチュラルに肺エコー見せてくれますし。


わたしはエコー全然できないので、感心するばかりです。


Stanford A型大動脈解離のエコー、出し方を教わりました。



胸骨上窩アプローチ

可能なら、肩枕を入れて少し頸部後屈し、ゼリーをたっぷりつけて胸骨上窩から大動脈が見える、とのこと

すげー。

これって常識ですかね?

わかりやすいし、そんなに難しくないですね。

大動脈弓はよく見えますが、上行は少し見づらいですね。

技術の問題かもしれません。


大動脈弓のエコー

(東大病院検査部心エコー検査資料集より)


日本超音波検査学会がいい感じの動画をHPに掲載してくれています。



このアプローチで大動脈解離があれば下の写真のように見えるはず。

大動脈解離のエコー

(Cureus. 2019; 11(10): e6005.)

弱点はB型解離は描出できないことですかね。

いずれにせよ造影CTありきだとは思います。

自分は割と救急で大動脈解離に当たる方だと思います。
いざというときにすぐできるように、日ごろから練習したいですね。

ではまた。

結論:DeBakey分類は誰も使わないし、書かないし、読めない