脱徳してから実に2年半ぶりに札幌の古巣に行きました。
ちょっとまた、自分の進路が揺らいでいますし、専門医取らないとかいうイージーに見えてちょっとまずい選択をしてる今後のキャリアに一抹の不安が無いわけではないので、初心を感じたいなとか、いろんな気持ちが湧き出ていたころでした。
いろいろと思い出してすごく良かったです。
名目は講義でした。
初期研修医のモチベーションを高めるレクチャーです。
なんだそりゃ。
色んな理由で全部は出せませんので少しだけ。
徳洲会の研修医、少なくとも私の古巣の研修医は、救急においては頼もしい限りだと思います。
多くは3-5年目に抱く全知全能感を2年目くらいに抱いちゃうんですけどね。
はやい。
最初のスタートダッシュとしては、かなり強いと思います。
市中病院の研修医の仕事は救急といっても過言じゃないですからね。
でもまあ、全知全能感って、専門分野にすすんでから抱く分には叩きのめされた後も次に繋がると思うのですが、2年目くらいに覚える全知全能感ってその病院のローカルルールを覚えて救急をスムーズにできる程度のものが多いですので次に繋がらないですよね。
空っぽになってしまう。
よそにいくと救急もそんなにしなくなるし、救急できることより専門分野の知識をまずは伸ばせ、が求められるんですよね。
内科当直に向かう度胸は全然違うのかもしれませんが。
まあ要するに、徳洲会にいくと救急などそこそこできるようになるのですが、非救急医の「救急がそこそこできる」はあんまり重宝されないぞ!残念だけど!
という内容です。
あとは休むとき休め、とにかく初期研修医を終わらせろ、みたいな。
Twitterで医学収集とか当たり前だと思いますが、まだまだこういうのセンセーショナルに聞こえるらしかったです。
勉強になりました。
その後は札幌の師匠と話したり、かつて働いた人たちと話したり、と大変刺激になりました。
自分は札幌に育ててもらった身なので何か力になりたいところなのですが、とにかく札幌遠いですね。
家族のこともあるので札幌でまた以前のように働くのは難しいかもしれない。
それがわかりました。
あと、飛行機経験値が下がっていました。
飛行機久々に乗りましたが、眠れなくなってました。
前は一瞬で眠れていたのに。
なんやかんやで少しだけ徳洲会スピリッツを思い出しつつ、あと半年は京都のために働こうと思うのでした。
ではまた。
結論:性懲りも無く、今勤務している病院はやめて別のところに行くことにしました。