ただのグチの記事ですのであしからず。
ブログを眺めていると自分が消滅しても、しばらくはばれないなあ、とかそんなことを考えていました。
さて、別に大忙しというわけではないので、ちょくちょく勉強会には出ています。
最近、MKSAPの勉強会が増えているような気がします。
そして、この前かなりつらいMKSAPの勉強会に出くわしました。。
MKSAPって?
American College of Physiciansが出版している、内科の問題集です。
都度更新されており、問題形式で最新の医学をアップデートできる代物です。
研修医の時に同期が解いているのをみてすごくあこがれたので、のちに総合診療科での院内勉強会に使用していました。
こんな感じです。
内容は結構歯ごたえありですし、専門外のところはわけわからんことも多いです。
とにかく大変勉強になりますし、英語のトレーニングにもなります。
このまえIDATENのメーリスで某病院がMKSAPの勉強会を行う、とあったので参加してみました。
これがとても辛い内容でした。。
出席した勉強会の内容
・MKSAP18を使用(最新のものは19)
・何病院か合同の形で主催病院は10人くらい同時に参加
・オンライン参加者は20-30名くらい
・卒後5年目の先生が問題を20問選択。50分で問題と解説
・問題を読む→その病院の研修医がABCDのいずれかを解答⇀正解発表⇀解説
・解説はMKSAPの解答そのままで、プラスアルファは無し。
・病院紹介、アンケート的なものは無し。
と、文字にしたらこんな感じでしょうか。
形式としては院内勉強会を外から眺めている感じですかね。
何がよくなかったか
本来こういうのは直接主催団体に意見を言うべきだと理解しています。
ただ、手段がなかったのでここで吐き出させてください。
特に以下3点気になりました。
・問題が多すぎる
・解く過程、解説ともに淡泊
・ズームの使い方
・問題が多すぎる
まず一番の問題として、問題が多すぎですね。1問2分30分とかいう凶悪なタイムスケジュールでした。何にも頭に残らない。。自分は徳洲会グループで毎週月曜日に行われているものに出席しています。60分で6-7問を解いて解説を聞く、というものです。それくらいが限界だと思っています。問題数をただこなすなら自分ひとりでやったほうが効率いいです。オンライン勉強会の良さはそこではないはず。
・解く過程、解説ともに淡泊
自分は徳洲会グループで毎週月曜日に行われているものに出席しています。
60分で6-7問を解いて解説を聞く、というものです。
それくらいが限界だと思っています。
問題数をただこなすなら自分ひとりでやったほうが効率いいです。
オンライン勉強会の良さはそこではないはず。
MKSAPのオンライン勉強会のメリットって①アトランダムに選択された問題を解くことができる②文字の解説よりも詳しい内容であったり、日本での実臨床に即した解説③他の先生がどのように答えを選んだかの思考過程を共有できる
このうち①はどの勉強会でも満たすので②か③を満たしててほしいんですよね。今回は解説があっさりしていましたし、プレゼンターが他の解答がなぜ違うかなどの下調べもできてなかったのでそこは微妙でした。
しかし今回はオンラインでありながら現場の医者が答えていくスタンスだったので、③を満たせそうでした。しかし問題数が多すぎて何故その答えを選んだのか、他の選択肢はなぜ違うのかみたいな教育的な場面もなかったです。辛かった。。たぶんあそこに出てた研修医、もう一回同じ問題といても答え間違いそうだなあ、と思いました。。
・ズームの使い方
いわゆる身内、OBみたいないつも出席されているであろう先生も何人かいたのですが、彼らがずっとマイクONでした。
しゃべってなかったですがただただノイズがひどい。
厳密には主催者の問題ではないのでしょうが。。
以上です。
MKSAPの勉強会を院外向けに行うのは本当に難しいと思います。
残念ですが、「スタープレイヤーが問題を選択して詳しい解説を行う」形式がもっとも簡単でかつ満足度を与えるものなんでしょうか。
いや、もちろん私のような小僧に何か意見を求めたくて開かれた勉強会では無いことは理解しています。
ただオープンでやる以上こういう意見もお許しください。
ではまた。
結論:師匠が「エムケーサップ」と呼ぶのでそれをマネしていたが、誰もそんな読み方をしていないことに最近気づいた。