※この記事は2020/9/28に公開したものです
スミヨシです。
さて、皆さんのまわりに感染症医を名乗る奴はいますか?
もしくは感染症医を目指しているような人間はいますか?
絶対にそんなやつらと仲良くしてはいけません。
感染症科なんか目指すやつ、絶対おかしいやつです。
私はやはり心まで感染症という学問にのめりこんではいけないと強く誓いました。
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タイトルみたいなことをおっしゃる方が外来にいらしました。
曰く、腸から腸が出たと。
下痢があって、見てみると腸がでてきたとのこと。
いやいや、そんな馬鹿なと。
しかし親切にもその方はその腸をもってきてくれました。
見たくない人は見ないでください。別にフリじゃないです。
↓
そうですね。日本海裂頭条虫、通常サナダムシですね。
マスやサケなどを介して人体に侵入します。
最悪です。私は虫や爬虫類、それに準じる生物はすべて不可能です。
すべてが不可能なのです。
まあでも私もプロですし、5回嘔吐しましたがプラミール筋注でなんとか踏ん張りました。
しかし、私が唖然としたのはここからです。
私を取り巻く人間たちが、意気揚々としはじめました。
なんかうれしそうです。いやいや、うそだろ。虫だぜ?
で、まあ駆虫といって、薬飲んで、下剤のんでもらって一気に便出してもらうんですよね。そしたら虫もでていくという寸法です。
そしたらね、指導医が、サナダムシの長さはかろうとかいいだして。
どうやってやりまんのん??便でっせ??
そしたら四角いかご渡されて。砂金の要領だと。
砂金?これ??
図1 パリッパリの白衣を着た医者
寄生虫に困ったら、寄生虫治療薬物の手引きを調べたら全部解決するの!!!
一般内科医が、寄生虫の治療など勉強するのはメモリーの無駄遣いなのでやめた方がいいと思います。 それでも質問されてしょうがないので、さも知っているかのように、寄生虫薬物の手引きをさっと調べて答えています。