前後即因果の誤謬(ぜんごそくいんがのごびゅう:post hoc ergo propter hoc)
ある事象が別の事象の後に起きたことを捉えて、前の事象が原因となって後の事象が起きたと判断する誤謬(因果の誤謬)である。前後関係と因果関係の混同。
post hoc ergo propter hoc
ポスト ホーク エルゴー プロプテル ホーク
言いたくなるでしょう?
スミヨシです。
割と日常にもこういうシーンあると思います。
例えば..
干ばつで作物が育たない。
⇀毎日雨ごいをしよう!
⇀2か月後、ついに雨が降る!
⇀雨が降ったのは2か月もの間雨ごいしたから!
いや、日本人の日常に雨ごいはないだろ!とか言わないでください。。。
これは当然雨ごいを2か月したから雨が降ってきたのではなく、雨が降るまで雨ごいしていただけですね。。
人間、出来事には理由があって、結果に対してそれまでの出来事が関連あるのでは、と思いたいものです。
医療現場でもよくあります。
尿路感染で入院
⇀家族は3日前に訪問リハビリを始めたのが悪かったのかも!と考える
⇀入院中のリハビリをしないように申し出る
無さそうでありそうですよね。
リハビリをしたから尿路感染になった、は少し飛躍している風に思います。
別に患者だけではありません。
上気道炎にオーグメンチン処方
→2日後に改善
→風邪には抗菌薬が効くのだ!
が、まあ使い古されたネタですよね。
自然に治ったのかと思います。
「経験論」には恐怖があって、風邪に抗菌薬が効くという経験はそれが真に正しいか吟味されなければいけません。
風邪の定義にもよりますが。。
概念を認識しているだけで陥りにくくなると思っています。
皆さんも是非声に出して、カンファで言ってみましょう!!!
ポスト ホーク エルゴー プロプテル ホーク!!!
【short】LDHは嘘つかない
札幌の師匠には沢山の言葉を頂きました。 今日はその中の一つを紹介します。