髄膜炎疑いで腰椎穿刺前にCTを撮る場面
(Clin Infect Dis.2004;39:1267–84 一部改)
--------------------------------------------------
①免疫不全(HIVや免疫抑制治療を受けている人、移植後)
②CNS疾患の既往
③1週間以内の痙攣
④乳頭浮腫
⑤意識レベル変化
⑥神経巣症状あり
⑦焦って上記が思い出せない・わからない時
--------------------------------------------------
日本のガイドラインには60歳以上も入っていますね。
⑦はオリジナルです。
これ実際パッと出ないんで迷ったら撮るように教えてます。。
焦っているときは、大体患者さんが危なそうなときで、そういうのは大体意識変容あるときですからCT撮っていいと思います。
あと、これを思い出している間に抗菌薬は投与しましょう。
髄液糖低下の鑑別(再掲)
髄液検査で糖減少を見た際には、教科書的には、細菌性髄膜炎を疑うかと思いますが、実際には、ほかの疾患でも少し髄液糖が低いことを経験します。