総合内科医は、手技の不要な疾患はすべて守備範囲だ
かつて札幌の師匠は私にそう言いました。
しかしながら、やっぱり苦手分野、無理だろ、という分野は生まれるものだと思います。
スミヨシです。
私の場合そのうちの一つに腫瘍関連があります。
まあ、まず覚えられないし、今後も自分が中心に腫瘍の治療を行うことは少ないと思います。
結局のところ、免疫チェックポイント阻害薬はそれなりに副作用多いんですね。
UpToDate®にも独立したページがありました。
知りませんでした。。
甲状腺機能異常、副腎不全、下垂体炎を起こすほかに、1型糖尿病があるんですね。。
免疫チェックポイント阻害薬投与患者の1型糖尿病
UpToDate®や内分泌ガイドラインを見ると、発生率は1%に満たない程度
抗GAD抗体、抗IA-2抗体は陰性の事が多い
救急や内科外来では、急性発症1型糖尿病や、劇症1型糖尿病の形で診ることが多いのかもしれません。というか、それで知りました。
ステロイド投与してもDMは改善しない、とのこと。
そもそも行く発想が無かったです。
今の自分のセッティングでは自院に糖尿病内科がいますので、対応することはあまりありません。
将来違う病院で他の科からDMや内分泌疾患の紹介などあれば留意したいですね。
まあ、わざわざ記事にするほどでもないのですが備忘録です。
やはり、抗がん剤を扱う医師はすごいです。
ではまた。
結論:正直にいうと、免疫チェックポイント阻害薬が何を阻害しているかはわからん。