スミヨシです。
外来において急性下痢って意外と鑑別少なくって、だいたい腸炎か下剤の調整ミスかと思います。
当然下痢の鑑別にSFTSとかアナフィラキシーとかTSSとか入るのですが、それらは重症なことも多く、多くは+αがあると思います。
下痢単独での鑑別には意外と入らないのでは。
個人的に主訴「下痢」の最悪の落とし穴は上部消化管出血だと思っています。
黒色便は時間単位ではなく日単位の悪化の事が多く、これを下痢と表現する人が多いので。
血便は血便って言ってくれますもんね。
シンプルにサルモネラも厄介なのですが、やはり一般外来の急性下痢の落とし穴は上部消化管出血であり黒色便ですね。
食中毒をそこそこ見かける時期なので注意ですね。自分に言い聞かせています。
消化管出血の時のフェジン®、ありなのかもしれない
なので、胃潰瘍起こした後フェジン言ってる人みると、ああ、なんにもわかってないなあ、なんて思ってました。 でも、最近少し考え方が変わりました。