2022/12/27
偽性低TSH血症を起こすサプリといえば?
2022/12/25
クリスマスはサンタが来るから小児救急受診数少ないのでは?(再掲)

※2021年12月に掲載したものです
スミヨシです。
気が付けば今年ももう終わりそうですね。
うちは結婚記念日が12月10日です。
今年が1周年です。
結婚記念日のお祝い事をクリスマスとまぜこぜにしてうやむやにできるか、勝負の年です。
クリスマスにはオンコールが入ったので追い風です。
きゃっほう!!
でもクリスマスにオンコール入ってるのよく考えたらおかしくないですか?
別に頼んだわけじゃないですからね。
僕が結婚してなくて、クリスマスオンコールのせいで不仲になったら、病院は、社会は責任をとってくれるのでしょうか。
むしゃくしゃしていたところに、Antaaがクリスマス特集号とかいうイベントをしているのを見つけました。
Q. 仲間うちで開催した勉強用スライドだし、誰かに見せるほどのクオリティじゃない……
→ その知識を欲しい人が、きっとどこかにいるはず。Antaa Slideで共有することで、先生が一生懸命作ったスライドをその人のもとに届けませんか? いつか必ず、 誰かの役に立ちます!
なんて書いちゃってるので、本当に皆の役に立たない、クソみたいなデータを算出してスライド投稿しました。
Antaaはこちら
↓
ボスには見せてないのでばれたら知りません。
メリークリスマス!!!!!!!!!!
結論はなぜか増えたってオチです。
2022/12/21
SPACEのCはCitrobacter freundiiのCっすね
スミヨシです。
SPACEといえば院内の耐性化傾向の強いGNRのごろ合わせで、
S:Serratia
P:Pseudomonas
A:Acinetobacter
C:Citrobacter
E:Enterobacter
の頭文字ですね。
以前、尿路感染の患者の血液培養・尿培養からCitrobacter koseriが血液培養から生えた人がいて、CMZで治療されていたときに、抗菌薬変更する?という質問を3年目の先生が受けていました。
「SPACEカバーとしてCAZかCFPMに変えます」
というアセスメントをしていました。
さて皆さんならどう返事しますか?
SPACEのCはCitrobacter freundiiのCっすね
でまあ、僕はこう答えたわけです。
福知山でも似た話があったなあ、思い出しました。
いままで出会った総合内科の先生でここで引っかかっているいる人がちらほらいた印象です。
てか、自分も札幌にいるときにこれを意識できていなくて、京都に来て知りました。
耐性が問題になるのはCitrobacter freundiiです
Citrobacter koseriはだいたいKlebsiellaと同じような感受性を示すし、染色体性AmpC(この場合ampC??)がなく、耐性誘導しないだろうと思われるので普通の腸内細菌カバーをしていれば対応できるかと思います。
この症例は確か最終的にCEZにしたんだったかと思います。
というか、SPACEって言葉、京都来てからあんまり使わなくなりました。
感染症医は使用しないですかね?
まあ、PAとSCEは別物ですからね。。
これもある意味総合内科ワードなのかもしれません。
いやなんだ総合内科ワードって。semantic qualifierみたいなことか?
ではまた。
結論:SはStenotrophomonas maltophiliaに変えた方がいいんじゃないかとも最近思う。
2022/12/19
【short】感染症科で勤務していて、「この医者、多分いい医療する医者だ」と思う瞬間
UTI+shock+AKIで入院
腎機能悪いからMEPM 1g 12時間おきで開始
次の日、腎機能改善していたので、MEPM 1g 8時間おきに変更
というのを見た時。
あえてメロペネムにしたけど、メロペネムを使っているかどうかなんて個人的には些末な問題だと思っています。感染症医に怒られるかもしれないけど、必要時には使用すべきだと思いますし。
メロペネムを使用しない美徳は若干の宗教性も混じってしまうこともしばし感じる。そこではない。
最初のdoseを腎機能に合わせて投与することのできる医者は多いけど、改善してきた腎機能に合わせて抗菌薬のdoseを多くすることのできる医者はなんか少ないですよね。
こういう医者はde-escalationも結構やってくれる。
大体看護師さんへの指示とかも適切で、丁寧。
患者評判もよい。
逆にそんなに丁寧じゃないと、ここって気が回りにくいのかとも思う。
レベルの高いことでもないと思うが、いい内科って面倒なことに目を背けない事なのだと思う。
ちなみに腎機能改善したときに抗菌薬増量しないとアウトカム悪化があるか、とか、最初は腎機能悪くてもローディングdoseでいけ、とかそういうのは知らん。
なお、最初の画像は昔、金沢で徳洲会グループの集まりがあったときの名札。
私の名前はスミヨシ。でもたまにヨシズミと間違える人がいる。
私をヨシズミと間違えていい医療する医者や看護師は今のところいない。
これは100%胸を張って言える。
金沢にいい医療は無いのかもしれない。
皆引っ越せ。
2022/12/17
姿勢時振戦の可視化(KYORAKU test/京楽試験)
参考画像:Air-Vib(エアバイブ)
スミヨシです。
画面や音はまだ当たっているかわからないのに、このハンドルの部分から、ぼっぼっぼっぼと空気がリズミカルにでてきて、自分だけが当たったことが分かって余裕ぶれる奇跡の発明です。
これを可視化するの難しかったのですが、当たったときにティッシュを当てて、それを動画にとるとエアバイブをみんなに共有することができることを発明したのは何を隠そう私です。(動画が残って無いので証明できないのですが。。)
さて。
総合内科をやっているとバセドウ病を診ることがままあるかと思います。
バセドウの振戦は姿勢時振戦なので、皆に共有したいのですが、動画でとっても分かりにくくって、ビジュアル化しづらいと思います。
そんなときはKYORAKU testを動画にとるとよいですね。
昔パチンコブログを書いてたときに、エアバイブ引いた時にティッシュ当てれば可視化できる!てのを発明した。
— SHOGEN SUMIYOSHI (@shogensumiyoshi) March 10, 2022
だから、バセドウ病の振戦の可視化も、私は自力で辿り着いたのだ。
実は紙載せるのは誰でもやってると後から知ったが、KYORAKU testと名づけて私が見つけたと研修医に嘘をついている。 pic.twitter.com/EJmyat2WGa
しっかり姿勢時振戦が撮れているでしょう。
これ、こうやって紙をおくのはどうやら有名ですが、名前がないと思います。
なのでこれからはKYORAKU test/京楽試験と呼んでください。
もし名前が合ったらすみません。教えてください。
言わずもがな、姿勢時振戦の鑑別上位にバセドウが来るわけでは無いのであしからず。若年女性なら考えてもよいかもしれませんが、他の症状があるはず。
(Postgrad Med J. 2005;81:756-62. )
ちょっと論文が進まな過ぎてなんのこっちゃわかりませんが、バセドウみつけたら皆さんもAir-Vibを思い出してください。
ではまた。
結論:多分本当に原作好きな人は、ぱちんこ必殺仕事人のナンバリングとキャラが違うことに戸惑う。
2022/12/14
ST上がってるけど、たこつぼ心筋症っぽい場面
たこつぼ心筋症の診断
たこつぼ心筋症はQTc延長する
たこつぼ心筋症はSTEMIに比べてEFもトロポニンも低くてNT-proBNPが高い
まとめ
2022/12/12
ベネトリン吸入後の喘鳴悪化(再掲)
塩化ベンザルコニウムの気管支狭窄
塩化ベンザルコニウムの含まれる薬剤
2022/12/10
「イグアナ咬傷の抗菌薬どうしたらいいですか?」と聞かれたときの対応
スミヨシです。
ノーライセンスですが自分のことを感染症医と思い込んでいるので、たまに昔の友達や後輩が間違って僕に感染症のことを聞いてきたりします。
さすがに責任はとれないので、軽い質問に軽い返事しかしませんが、このまえ面白い内容がありました。
イグアナにかまれた?
詳しい内容はわからないのですが、
「飼育していたイグアナに咬まれたが抗菌薬はどうしたらいいか」
という内容。
多分真面目に聞くなら、種類とか環境とかいろいろ考えるんでしょうが、正直イグアナのことなんかよくわかりません。
ひとまず、破傷風予防はすすめたうえで、どうしますか?
動物咬傷はサンフォードをみてみる
ネコやイヌやヒトなんかは、パスツレラなど口腔常在菌カバーでオグサワ、というのは定番化と思います。
ただ、その他の動物に関しては、どんな菌が常在菌かもよくわからないので
・サンフォードを探す
・動物名+bite±antibioticsで検索
のいずれか、と思います。というかサンフォードがなぜか動物咬傷をやたら載せています。
一読の価値ありです。
iguana biteで検索
pubmedで一応「iguana bite」で検索してみると一件ひっかかりました。
(Clin Microbiol Rev. 2011;24: 231–246.)
元文献がケースレポートですが、Serratia marcescensが起因菌となった動物咬傷が2件あったようです。
あと和文・獣医師のものですが、ペットのグリーンイグアナの保菌率が
サルモネラ(17.3%)
黄色ブドウ球菌(20.2%)
パスツレラ(3.4%)
とのこと(サルモネラは糞便、他は口腔)
(日本獣医師会雑誌.2008;61:70-4)
まとめ
これら踏まえて、セラチアやサルモネラのカバーをすべきかは答えられませんでしたし、オグサワでもいい気もしました。
しかし調べてしまったのもあり、
・レボフロキサシン+メトロニダゾール
を提案しました。その後どうなったかは知りません。
動物咬傷からの感染はなるべく防ぎたいので抗菌薬の投与を行うのと、洗浄が基本ですが、場合によっては抗菌薬の種類を変えた方がいいかもしれません。
アウトカム不明です。
あと分からなければオグサワでいいと思います。
ではまた。
結論:イグアナって恐竜ぽいので多分恐竜咬傷も同じ対応でいい。
2022/12/07
頻回採血は貧血の原因になりうる?
スミヨシです。
採血は貧血の原因にもなるし、侵襲もあるので、自分の不安のために何回も採血とかやめなさい、と昔習ったことがあります。
実際採血を頻回にするのはよくない、というメッセージは重要ですが、頻回採血程度で貧血なんて起こすの?というのも思うところがありますので調べてみました。
Blood loss from laboratory tests
(Clin Chem.2003;49:1651-5. )
入院患者 2654人の採血回数と量を調べた研究
入院日数は平均9.5日、中央値7日
95%が196ml未満の採血量(≒80mlのRBC喪失)
それらを超えた採血をされているのはすべて集中治療室の患者
Hb値の推移などはデータ無し
一般病棟での採血量はたかがしれている、という一つの参考値にはなるのかもしれません。
なんとなく感じたのは、献血が200ml or 400mlですので、1週間入院しても献血より採血量すくない、というのはどこかで使えるかもしれません。
Blood sampling as a cause of anemia in a general ICU - a pilot study
(Rom J Anaesth Intensive Care.2015;22:13-6.)
ICUに入院した35人(血胸、血腫、脳出血、硬膜外・硬膜下血腫、消化管出血、透析など出血に関わる入院は除外)
・入院時Hb平均値は11.3g/dL、退院時の平均値は10.1g/dL
・血液検査:3.8回/日
・採血量:18.1ml/日
・ICU滞在日数 9.7日(すべて平均)
・入院時と退院時のHbの平均値の差は、全体的な死亡率と相関
直感ではわかりにくいのですが、1日あたりの採血量と1日あたりの採血回数の両方が平均Hb濃度の低下と相関していた、とのこと。
採血1 ml ごとに、Hb濃度は 0.12 g/dL 低下と記載(ここの表現は自分が理解できていません)。
採血だけがHb低下に関与したかはわかりませんが、採血をすればHbが落ちるというデータには見えます。
Do blood tests cause anemia in hospitalized patients? The effect of diagnostic phlebotomy on hemoglobin and hematocrit levels
(J Gen Intern Med.2005;20:520-4. )
一般内科での404の入院イベント(患者数381)での分析
・採血の平均量は74.6±52.1ml
・入院時と退院時のHbはそれぞれ12.56g/dlと11.76g/dl
⇀入院中の100mlの採血で、Hb 0.7g/dlの減少と、Ht 1.9%の減少がみられる計算となる。
また、入院中 56例(13.9%)が鉄指数や便潜血など貧血精査が行われた。そのうち11例は入院時に貧血ではなく、貧血を引き起こす状態での入院ではなかった、とのこと。
これも採血だけが問題ではないとは思いますがプラスアルファの要素にはなりうるのかもしれません。
まとめ
採血は一般病棟、ICUでもある程度Hb低下の原因になるかもしれない。
もともと貧血のある患者などはもしかすると上記データとは異なるかもしれないので注意。
そこまでビッグデータがあるわけではないですが、頻回採血を躊躇する理由の一つとして知っておくといいかもしれません。
ではまた。
結論:この前血液培養を採られましたが40mlとか採りすぎで気分悪くなるので皆やめた方がいい

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