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2022/07/06

7月は休止します

スミヨシです。


タイトル通りです。

ちょっと仕事で作らなければいけない資料が4つブッキングしていてだいぶ忙しいです。

何一つ完成する気がしません。

ひえーっ!!


自分の勉強のために3日に1回は新記事を、と決めて1年経ちましたがちょっとお休みします。

実は記事のストックは1ヶ月分以上あるんですが、これをゼロにしてから休止すると経験上ブログ自体やめてしまいそうなので、ストックを保ちつつにしておきます。


8月1日からまた更新します。

更新したら自動でお知らせあるので、よかったらTwitterフォローしてください。

@shogensumiyoshi


2022/07/03

CAUTIの治療前にバルーン交換は必須?

スミヨシです。

施設から発熱を主訴に救急搬送
⇀もともと尿バルーン入っている人だし、カテーテル関連尿路感染(CAUTI)だろう

という人を診る事あると思います。
多くは救急で初期対応されることかと思います。

これは救急チームでマニュアル化しているかどうかにもよるかもしれませんが、バルーン交換や尿培養をどういう風にしているでしょうか

福知山では看護師さんが必ずやってくれていました。
でもそうではない施設も多くみています。

CAUTI起こしたときのバルーン交換は必須だと思い込んでますが耳学問だったので一応調べてみました。

CAUTIの治療前にバルーン交換は必須?


IDSAガイドラインより抜粋

(Clin Infect Dis.2010;50(5):625-63. )

・CAUTIの発症時に挿入されているカテーテルが2週間を超える期間挿入されており、まだ抜去されていないなら、症状、徴候の改善を促すため、そして疾患の進行する危険を減らすため、カテーテルを交換しなければならない(A-I)

・尿培養は新たに入れ替えたカテーテルから採取したものを治療の指針とする。(A-Ⅱ)


尿培養は今の職場はできていないかもなんて思います。
カテーテルの定着菌を拾ってしまうので交換後採取が望ましいですね。

尿バルーン交換は臨床的、細菌学的によい

(J Urol. 2000;164:1254-8.)

ナーシングホーム居住者のCAUTI
そのまま治療群vsバルーン交換群(いずれもn₌27)

・治療開始72時間時点での細菌尿の改善
29.6% vs 88.9%
・治療開始72時間時点での臨床状態の改善
40.7% vs 92.6%
・治療開始28日時点での再発
40.7% vs 11.1%

バルーン交換群の方が治療成績、再発率ともに優秀ですね。

まとめ

そういうわけで、CAUTI疑いの患者を診たら、
・バルーン交換
・交換後培養提出

を心がけましょう。当たり前かもしれませんが数字を言うことができると説得力が増しますね。
ではまた。

結論:”TAKING CAUTION ON CAUTI”みたいな韻を踏んだタイトルのスライドが英語圏の医者にはありがちだが、日本では少ないのであたかも自分が考え付いたかのように使っている。

2022/07/01

【short】ジギタリス血中濃度は1を超えてたら異常かも

ジギタリス血中濃度は1を超えてたら異常かも

札幌の師匠に習ったシリーズです。

通常の施設のジギタリスの指摘血中濃度は1.2-2.0ng/mlになっている。
ただ、実際の治療指摘濃度は0.5-0.8mg/ml(UpToDate®など)
日本のガイドラインでは、収縮不全を来す患者での指摘濃度は0.9mg/ml以下を目標

1を超えてたら治療域こえているかも?というのは覚えやすいですね。

ついでに、低K血症は不思議な力(カリウムがジギタリスとNa/K-ATPaseの結合を阻害するのだけど、低カリウムだとその作用が弱まり、ジギタリスがこの酵素と多く結合するから)でジギタリスの過度の薬理作用を惹起するので、ジギタリス中毒起こしやすくなります

というわけで、ジギタリスを飲んでいる人が体調悪ければ
・ジギタリス血中濃度1.0以上
・フロセミド併用してて低カリウム
などであれば

「ジギタリス中毒なんじゃない?」

と偉そうに指摘していいかもしれません!

そもそもジギタリス飲んでいる人が体調悪ければジギタリス中毒って言っておけば誰も反論できない気もします!!

おやすみ!!!!